アマゾン「第2本社」、238自治体が熱い誘致合戦

米アマゾン・ドットコムのロゴ(2014年11月11日撮影)。(c)AFP/John MACDOUGALL〔AFPBB News

 アマゾンジャパンは、6月21日、スマートディスプレー「Echo Spot」を日本で発売すると発表した。同日より、先行予約を受け付け、出荷は7月26日に始める予定だ。価格は1万4980円。

「ディスプレー付きはこれまでと異なる利用体験」

 Echo Spotは、直径2.5インチの丸形ディスプレーを搭載しており、同社のスマートスピーカー「Echo」シリーズの他の製品と同様に、AI(人工知能)搭載の音声アシスタントサービス「Alexa」を利用できる。ディスプレーを備えることで、これまでと異なる利用体験になるとアマゾンは説明している。

 例えば、動画ニュースを再生したり、天気予報を表示したり、対応する家庭用ネットワークカメラと接続し、カメラモニターとして利用したりすることができる。また、現時点では利用できないが、将来は2台のEcho Spot間で、ビデオ通話も可能になるという。

 Echo Spot向けには、「ホットペッパーグルメ」(リクルート)、「JTBホテル」(JTB)、「カラオケJOYSOUND」(エクシング)などの音声アプリが登場する予定。飲食店を検索し、店舗や料理の写真を確認し、予約を入れたり、ホテルの写真、料金、プランなどを画面で確認したりすることができるようになる。料理アプリでは、料理の提案を受けた後、レシピを表示できる。

 Echo Spotは大きさが、10.4cm x 9.7cm x 9.1cm。最も小さい「Echo Dot」を少し大きくしたモデルだ。アマゾンはこれを、寝室のナイトスタンド、居間のサイドテーブル、キッチンなどに置いて利用してもらいたい考え。

 このモデルは、昨年(2017年)9月に米アマゾン・ドットコムが米国で発表した、一連のEchoシリーズ最新モデルの1つ。同社は米国で、7インチのディスプレーを備える「Echo Show」や、利用者の全身画像を撮影できるファッション用途の「Echo Look」も販売しているが、これら2つのモデルの日本版は、まだない。

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