米ラスベガスでCES開幕、最新機器が一堂に

CESで展示された猫用自動フィーダー「Catspad」(2018年1月7日撮影)。(c)AFP PHOTO / MANDEL NGAN〔AFPBB News

 米市場調査会社ストラテジー・アナリティクスが、このほどまとめたレポートによると、昨年(2017年)、世界の消費者がスマートホーム関連機器に費やした金額は、840億ドルで、前年の720億ドルから約16%増加した。

5年後には世界でほぼ3億世帯が導入か

 消費者のスマートホームに関する知識は高まっている。このことから今年は、支出額が960億ドルへと拡大するという。そして、この市場は今後、10%の年平均成長率で伸び、2023年には1550億ドル(約17兆420億円)規模に達すると同社は見ている。

 スマートホーム機器を導入する世帯数は昨年時点で1億6400万世帯だった。こちらも右肩上がりで推移し、2023年には2億9300万世帯が導入するという(グラフ)。

 同社の別のレポートによると、昨年世界で販売されたスマートホーム機器の台数は、6億6300万台だった。

 これが今年は、25%増の8億3200万台になる見通し。そして、2023年には、19億4000万台に達し、スマートフォンの販売台数(18億6000万台)を上回ると、ストラテジー・アナリティクスは予測している。

スマートホーム市場を牽引する世界のブランド

 スマートホーム機器には、AI(人工知能)機能搭載のスマートスピーカーや、LED電球、煙探知器、電子錠、セキュリティーカメラ、スイッチ類、サーモスタット、デジタルヘルス機器などがある。