米ラスベガスでCES開幕、最新機器が一堂に

米ラスベガスで開催したCESで展示されたAIアシスタント「Amazon Alexa」を活用したMoenのデジタルシャワー(2018年1月7日撮影)。(c)AFP PHOTO / MANDEL NGAN〔AFPBB News

 米アマゾン・ドットコムや米グーグルが手がける、AI(人工知能)スピーカーは、ようやく日本でも販売が始まったが、こうした製品を含む、スマートホーム機器の市場は、今後堅調に伸びていくと予測されている。

出荷台数、昨年は27.6%増

 米国の市場調査会社IDCがこのほど公表したレポートによると、昨年(2017年)のスマートホーム機器の世界出荷台数は、4億3310万台となり、前年から27.6%増加した。

 これが今後5年、年平均18.5%の成長率で伸び続け、2022年には9億3970万台に達すると予測している。

 IDCが注目しているスマートホーム機器の分野には、「AIスピーカー」のほか、スマートテレビや映像配信端末などの「映像エンターテインメント機器」、セキュリティーカメラや玄関ドアチャイムなどの「ホームモニタリング・セキュリティー機器」、スマート電球などとも言われる「コネクテッド照明器具」、そして、グーグル傘下の米ネストラボなどが手がける「スマートサーモスタット(室温調整装置)」などがある。

急成長中のAIスピーカー

 このうち、最も急速に成長しているのは、アマゾンの「Amazon Echo」やグーグルの「Google Home」といったAIスピーカーだ。AIスピーカーは、今後もこの市場で最も高い成長率を維持すると、IDCは見ている。

 IDCによると、スマートホーム市場は、まだ立ち上がったばかり。より広範な、消費者向けIoT(Internet of Things=モノのインターネット)の市場も同様に、まだ規模が小さいが、いずれも数年で急速な成長を遂げるという。