韓国有力政治家、秘書からの性暴力告発で政界引退へ

韓国与党「共に民主党」所属で忠清南道知事の安熙正(アン・ヒジョン)氏(52)。秘書の女性から性的暴行を告発され政界引退に追い込まれた。(2018年3月5日撮影)。(c)AFP PHOTO / YONHAP〔AFPBB News

 日韓の言葉を扱う仕事に携わっているせいか、古来からある言葉や用語はもちろん新語に関しても日韓でどのように使われているかをまとめたりしている。

 そんななか日韓で共通しているようで、多少の温度差を感じるのが「姑と嫁」の関係である。

 韓国では「嫁ぐ」という言葉は「シジプカダ」と言い、姑、小姑などには「シ」という言葉をつけて呼ぶ。

韓国のシーワールドとは

 例えば、舅は「シアボジ(アボジは父の意)」、姑は「シオモニ(オモニは、母)」、小姑は「シヌイ(ヌイは女兄弟)」などである。

 最近の新語「シーワールド」は、そこから派生した用語で、イルカがショーを披露する場所を指す日本とは異なり、韓国では嫁ぎ先のことをこう呼ぶようになった。

 さて、韓国の「Me Too運動」はついに政界にまで波及し、文在寅大統領の側近の1人だった道知事も性暴力で訴えられる始末。ここからさらに一波乱起きそうである。

 そうした「Me Too運動」とはやや異なるが、韓国女性は韓国の儒教的な呪縛から脱するために、最近、立て続けに反乱を企てている。

 まず、紹介したいのは、今年公開されたドキュメンタリー映画「B級嫁」。