サムスン製スマホの虹彩認証を不正解除、独ハッカー集団

韓国・ソウルで行われた、国内販売開始を記念したイベントで紹介されたサムスン電子のスマートフォン「ギャラクシーS8」(2017年4月13日撮影)。(c)AFP/JUNG Yeon-Je〔AFPBB News

 米国の市場調査会社IDCが、このほどまとめた最新レポートによると、昨年(2017年)1年間の世界スマートフォン出荷台数は、前年から0.5%減少した。

2017年がその年だった

 同社によると、我々が後にスマートフォンと呼ぶことになった、これらの機器が登場して以来、その年間出荷台数が前年実績を下回るのは、初めてのこと。

 過去10年以上にわたり成長を続けてきたスマートフォン市場は、いつかその規模が縮小すると予想されていたが、2017年がその年だったという。

 2017年のスマートフォン世界出荷台数は、14億6200万台だった。世界最大の市場である中国が5%減となったことが大きく響いたという。ただし、EMEA(欧州・中東・アフリカ)も3.5%減少したほか、米国市場も横ばいとなるなど、振るわなかった。

製品の差異化が難しく

 IDCは、スマートフォン市場がこうして、転換点を迎えた原因として、メーカー各社の技術革新競争が一様になってきことを挙げている。

 例えば、これまでのメーカー間競争の中心は、ハードウエアデザインだったという。しかし、各社がこぞって、大型ディスプレーやベゼルのないデザインを採用したことで、これらの要素で製品を差異化するのが難しくなってきた。