米国の市場調査会社IDCが、このほど公表した、世界のスマートフォン出荷台数統計(速報値)によると、昨年10~12月期におけるメーカー別出荷台数は、米アップルが韓国サムスン電子を追い抜いて、首位になった。
アップル vs. サムスンの歴史
各社の10~12月期における出荷台数を見ると、アップルが7730万台で、これにサムスンが7410万台で次いだ。
3位以降は、中国ファーウェイ(華為技術)の4100万台、中国シャオミ(小米科技)の2810万台、中国オッポ(広東欧珀移動通信、OPPO Mobile Telecommunications)の2740万台という順だった。
このうち、アップルの出荷台数は、1年前に比べて1.3%減少した。それでも同社が首位となったのは、サムスンの出荷台数が同4.4%減少したためだ。
もっとも、アップルは毎年、10~12月期に強いという傾向がある。例えば、2016年10~12月期は、アップルの出荷台数がサムスンのそれを若干上回り、同社は首位に返り咲いた。
しかし、それもつかの間。翌年1~3月期になると、再びサムスンが台数を伸ばし、アップルとの差を広げている。こうして、アップルは10~12月期に盛り返し、それ以外の四半期はサムスンが首位の座を維持するという状況が続いている。