イタリア生まれのハーブリキュールが世界で人気の理由
イタリア生まれのハーブリキュール、カンパリとアペロールを使ったカクテルが、世界各地で流行中だという。スピリッツの世界市場でアペロールが5位・カンパリが6位(出典:IWSR2016)を占め、カンパリ社が今イチ押ししているリキュールなのだ。
カンパリは飲んだことはあるが、アペロールとは? という読者の方もいるかもしれない。
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カンパリの歴史は150年を超え、現在世界190か国以上で愛飲されている。日本における輸入リキュールブランド認知率では50%以上(アサヒビール調べ)で、日本でも認知度が高いハーブリキュールの代表格だ。
しかしながら、世界でカンパリ以上に飲まれているのがアペロールである。イタリアの食習慣であるアペリティーヴォ(食前酒)として開発され、オレンジの心地よい甘さとハーブの爽やかさが特徴のリキュールだ。
特に近年、白ワインとソーダで割ったカクテル「アペロール スプリッツ」がヨーロッパの若者に爆発的な人気を誇り、“インスタ映え”するオレンジ色の華やかなアペロールの写真がインスタグラムに多数投稿されている。
「ワールド50ベストクラシックカクテル2017」には、カンパリとアペロールを使用したカクテルが3種類ランクインした。アペロール スプリッツの人気とともに、歴史あるカンパリベースのカクテルが、オシャレなクラシックドリンクとして世界で再び脚光を浴びているのだ。