世界4大スピリッツといえば、ジン、ウォッカ、テキーラ、ラム。それぞれスピリッツを炭酸飲料で割ったり、カクテルとして味わったりと、楽しみ方がいくつもあるのが魅力だ。

 なかでもジン、ウオッカは我々にとってもなじみの深い存在。2017年の国内ジン・ウオッカ市場(輸入ものを含む)は、前年比101%国内で拡大している。

 特に3,000円以上の価格帯で販売されているプレミアムジン・ウオッカは前年比109%(数量ベース)と、成長率が高く市場全体を牽引しているという。香りや味わいにこだわりを持つ層が増えているのだろう。また、海外においても小規模蒸溜所でつくられる様々な特徴のあるジンが、新たなブームになっているという。

 近年のジン、ウオッカに消費者の興味・関心が高まる中、長年にわたり蒸溜酒を作り続けるニッカウヰスキーが、製造技術を活かしたジンとウオッカの新ブランド「ニッカ カフェジン」「ニッカ カフェウオッカ」を発売する

 今や世界的に稀少となった伝統的なカフェ式連続式蒸溜機「カフェスチル」を使い、抽出されたカフェ蒸溜液に残る原料由来の香りや成分を存分に味わえる革新的な国産スピリッツだ。

 ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝氏から受け継ぐ大いなる資産と培われてきた技術で、スピリッツの新時代が切り開かれるというのだ。

 その発表会とテイスティング会が、今年春オープンしたばかりのGINZA SIXで行われたので参加してきた。会場となったGINZA SIX13階のTHE GRAND GINZAには、プレミアムジン・ウオッカの新商品をいち早く味わえると、期待する多くの業界関係者の熱気で満ちていた。