種類豊富なジャック ダニエル群。なかなかお目にかかれない1本もあり。

 世界5大ウイスキーといえば、スコッチ(スコットランド)、アメリカン(アメリカ)、カナディアン(カナダ)、アイリッシュ(アイルランド)、ジャパニーズ(日本)。原料や水はもちろん、産地の風土や嗜好を含めた歴史的背景から生まれるウイスキーの味わい、香りは実にバラエティに富んでいる。それこそが、ウイスキーの醍醐味であり、人を惹きつけて止まない魅力なのだ。

 なかでもアメリカンウイスキーは、日本人にとって馴染みの深い存在。ストレート、ロック、水割り、コーラ割り・・・。堅苦しいことなしに、気分や場所を選ばずに楽しめるウイスキーとして、年齢や性別の関係なく親しまれてきた。

 その代表格が「ジャック ダニエル」ということは、だれもが認めるところだろう。現在、160カ国で発売され、世界で最も飲まれているウイスキーである。最も販売量の多い国がアメリカなのは納得だが、その次に飲まれているのがスコッチの故郷・英国というのも面白い。ジャック ダニエルは、国を越え、世界で愛されているウイスキーというわけだ。

 そこで質問。

 ジャック ダニエルは、バーボンなのか? テネシーウイスキーなのか?

 よくジャック ダニエルを飲むという方でも、意外と答えられないかもしれない。そもそもバーボンとは? テネシーウイスキーとは?

 そんな今さら聞けないことを分かりやすく教えてくれるイベントが、大阪・梅田駅に近い「アサヒ ラボ・ガーデン」で行われた。ジャック ダニエルの生誕150年を記念したという「ジャック ダニエルと故郷テネシー蒸溜所」というイベントで、ジャック ダニエルの歴史とその味わいの秘密が分かるだけでなく、さまざまな種類のジャック ダニエルをその場で試飲できると、多くの方が参加していた。

セミナー会場で望みのジャック ダニエルをチョイスし、フレーバーやテイストの違いを実感できた。