韓国で中国人観光客40%減、THAAD配備への対抗措置で

韓国・ソウルにある繁華街の明洞に立つ観光ガイドの人たち(中央、2017年4月25日撮影)。中国人観光客の数がめっきり減った。(c)AFP/JUNG Yeon-Je〔AFPBB News

 韓国は、9月30日土曜日から「10連休」が始まる。これまでで最長の連休になるという。政府は、「内需拡大」を狙うが、「長い連休に海外旅行」の人気が高く、目論み通りにいくかどうかは未知数だ。

 韓国は、正月とお盆を「旧暦(太陰暦)」で祝う。

 旧盆にあたる「秋夕(チュソク)」は今年は10月4日だ。この前後1日ずつ、合わせて3日間が連休になる。

 10月3日は「開天節」という神話に基づく建国記念日で休日だ。休日が重なるため、6日の金曜日が振り替え休日となった。さらに、9日月曜日は「ハングルの日」で休日だ。

10月2日を臨時休日に

 政府は、9月5日の国務会議(閣議)で10月2日月曜日を「臨時休日」と決めた。これで9月30日の土曜日から10月9日の月曜日まで、10連休となったのだ。

 「どうせなら臨時休日をもっと早く決めてくれれば・・・」という声もないわけではないが、会社員などは大歓迎だ。

 韓国メディアによると「過去最長の連休」だという。これだけ長い連休だから、海外旅行が高い人気だ。

 2016年は秋夕連休が9月13~18日でそれなりに長かった。この期間の出国者数は46万9000人だったが、2017年は、これを大幅に上回ることは確実だ。

 100万人突破は確実で、120万~130万人に達するとの見方が出ている。

 準備のいい会社員は年初から航空券などを手配している。こういう人たちは少数派で、たいがいの場合、夏になって計画を立てるから、旅行費用はどんどん高くなる。それでも高い人気だ。