渇きに渇く喉、波打つ心臓、震える足・・・。
とある日、私は映画「3月のライオン」の撮影現場に、エキストラとして臨んでいました。
場所は、原作にも登場している、盛岡の老舗温泉旅館。主人公の若き棋士・桐谷零と、名人・宗谷冬司との記念対局のレセプションパーティーのシーンです。
私に与えられた役は、将棋連盟の職員。会場で控えている役柄で、カメラマン役ほど動きを指定されるわけではなく、またウェイター役ほど動き回るわけでもありません。少しだけでもスクリーンに映り、娘たちに自慢しよう、と安易に考えていた私にはぴったりの役でした。
それが、まさか、職員の中でも、レセプションパーティーの入場シーンで、零役の神木龍之介さんと、宗谷役の加瀬亮さんを先導する役柄に指名されるとは・・・。
地元アイドルを甘く見ていました
貧血を起こして倒れるかも、と緊張したそんな撮影から後日。
弊店本店が立地している盛岡市の目抜き通りの大通に、東北各県の地元アイドルが集結してのライブイベントが行われました。