グーグル「アンドロイド」、アップルのシェアに食い込む

米カリフォルニア(California)州マウンテンビュー(Mountain View)で行われたメディア向けイベントで公開されたアンドロイドのロゴ(2011年2月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Justin Sullivan〔AFPBB News

 ウェブのデータ通信解析を行っているアイルランドのスタットカウンター(StatCounter)がこのほど公表した最新リポートによると、インターネットに接続して利用されている全世界の機器のうち、米グーグルのOS「Android」を搭載する機器の占める比率が、初めて米マイクロソフトの「Windows」を上回った。

「1つの時代の終わりを告げる」

 これは、パソコン(デスクトップ、ノート)やモバイル機器(スマートフォンなど)、タブレット端末のデータ通信量を調査したもの。リポートによると、世界でインターネットにアクセスしている機器の中で、Androidを搭載する機器が占める比率は今年3月時点で37.93%となり、Windowsの37.91%を上回った。

 両OSの差は今のところわずかだが、このことはテクノロジーの歴史の中で画期的な出来事であり、1つの時代の終わりを意味するものだと、スタットカウンターは指摘している。

 Windows機のネットアクセス比率は、5年前の2012年3月時点で80%超と、高水準だった。そして、この時点におけるAndroid搭載機の比率はわずか2.4%。

 ところが、Windowsはその後一貫して右肩下がりで推移。一方のAndroidは右肩上がりで伸び続け、今年2月時点で両者の差は1.2ポイントにまで縮まっていた。

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