有料音楽配信サービスが世界的に好調、日本は依然低迷 報告

スウェーデン・ストックホルム(Stockholm)で、同国の音楽ストリーミングサービス「Spotify」をスマートフォン(多機能携帯電話)のiPhoneで利用する女性(2013年3月7日撮影)。(c)AFP/JONATHAN NACKSTRAND〔AFPBB News

 全米レコード協会(RIAA)がこのほどまとめた、米国のレコード(録音)音楽販売統計(PDF書類)によると、昨年(2016年)における米国の音楽売上高は小売りベースで77億ドル(約8584億円)となった。

 この金額は前年比で11.4%増加。RIAAによるとこれは、1998年以来最大の伸び。英スポティファイや米アップルなどの定額課金制ストリーミング配信の売上高が2倍以上増加し、米音楽市場の成長を支えた。

 ただし、米レコード音楽市場の年間売上高は、依然1999年の半分以下の規模。音楽CDなどの物理メディアや、アップルの「iTunes Store」に代表されるダウンロード販売が引き続き低迷している。

急成長する定額制ストリーミング

 2016年の売上高のうち、ストリーミングサービスは、前年比68%増の39億ドル(約4347億円)だった。これでストリーミングの売上高は市場全体の51%を占めた。

 ストリーミングの売上高比率は2011年時点でわずか9%だったが、2013年には20%を超え、2015年には30%を突破、そして昨年ついに同国レコード音楽売上高全体の大半を占めるまでに成長した。

 RIAAによると、ストリーミングサービスには次の3つの形態があり、昨年はそのいずれも売上高が伸びた。

 (1)定額課金制サービス(Spotify、Apple Music、TIDALなど)

 (2)インターネットラジオ/衛星ラジオ(Pandora、SiriusXMなど)

 (3)広告付きオンデマンドサービス(YouTube、VEVOなど)