漫画がずらっと並んだ本棚。今思えば、宝の山とも言えたかもしれません。(写真はイメージ)

 最近はこち亀が終了したということが話題になっていますが、いやあ、漫画って本当に、素晴らしいですよね。不倫は文化ではないかもしれませんが、漫画は間違いなく日本が世界に誇れる文化だと思います。

 今回は、私の数少ない趣味の1つである漫画の素晴らしさと人生との関係について、書いてみましょう。

漫画が時代を作る

 麻生太郎さんが政治を『ゴルゴ13』から学んだという噂もあるように、私の食の知識はほとんど『美味しんぼ』から得ています。一番美味しい魚はサバですよ。仮に美味しんぼが間違ったことを書いていれば、私の知識も間違っています。従って、ゴルゴ13が嘘ならば、日本は間違った方向に進むわけです。漫画の影響力は絶大です。

 以前、ブログ記事で「投資はギャンブルだ」と書き、尖ったことを言ったつもりでいたのですが、驚くほど世間からの反発がなかったのです。これはどうしたことだろうと思っていたら、『インベスターZ』で神代主将が「投資はギャンブル」と断言しているではないですか。ああ、これで世間の潮目が変わって、今では投資はギャンブルというのは常識なんだなと納得しました。

 このように、世の中の常識を塗り替えるだけの力を、漫画は持っています。時代に合わせた漫画が売れるのではありません。漫画が時代を変えてきたのです。『ドラゴンボール』世代と『ワンピース』世代はモノの感じ方が違うのです。

 ちなみに私は、『スラムダンク』世代ですね。バスケをやっていましたが、始めたのは連載より先ですので悪しからず。