コーヒー1日3~5杯、死亡リスク低下と関連

米ニューヨークのソーホーにあるコーヒー店のエスプレッソ〔AFPBB News

ウォールストリート・ジャーナルなどの米メディアの報道によると、米アマゾン・ドットコムはまもなく、新たなプライベートブランド(PB)を複数立ち上げる予定という。

食品、衣料品、日用品など多岐に

 その内容は、ナッツ類や香辛料、コーヒー・紅茶、食用油などの「Happy Belly(ハッピー・ベリー)」、スナック食品の「Wickedly Prime(ウィキッドリー・プライム)」、洗剤などの「Presto!(プレスト)」、離乳食や紙おむつなどの「Mama Bear(ママ・ベアー)」。

 これにより同社はPB事業で食品分野に初めて本格参入する。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、これらPB商品の範囲がどの程度にまで及ぶかは今のところ分かっていない。

 だがアマゾンはこれまでに、パスタ、グラノーラ(朝食用シリアル)、ポテトチップス、チョコレートなどの食品、かみそり刃、芳香剤といった日用品の商標登録申請を行っている。

 そして同社はこれらの新ブランド商品を今年の5月末あるいは6月初めに同社の米国eコマースサイトで販売するという。これを会員制の有料プログラム「Prime(プライム)」のメンバーに限定販売することで、同社はPrimeの拡大につなげたい考えだと、ウォールストリート・ジャーナルは報じている。

 アマゾンがこうしたPBを立ち上げるのは初めてではない。

 同社は2014年の12月に赤ちゃん用の紙おむつやおしりふきの「Elements(エレメンツ)」と呼ぶPBを立ち上げたが、その後もシーツやタオルなどリネン製品のブランド「Pinzon(ピンゾン)」を展開。

 さらにパソコンやスマートフォンのアクセサリー製品ブランド「AmazonBasics(アマゾンベイシックス)」からは、スマートフォンケースやパソコン用マウス、乾電池など数百種類の商品を販売している。そして先頃は「Lark & Ro(ラーク&ロー)」や「North Eleven(ノース・イレブン)」といった衣料品のPBを立ち上げた。