系外惑星、新たに1284個 生命の可能性、計21個に NASA

ケプラー宇宙望遠鏡のイラスト(2014年12月19日撮影、資料写真)。(c)AFP/NASA/Ames/JPL-Caltech〔AFPBB News

 宇宙についてみなさんの前で話をする機会が時折ありますが、最後に質問はありますかと尋ねると、手を挙げてこう聞く人がいます。

「宇宙人はいますか」

 他の天体に生命はいるでしょうか。特に知的生命は存在しているでしょうか。私たち人類が宇宙人と会話する日が来るでしょうか。

 この問は、人類が星を見上げるようになって以来、数百年にわたって繰り返されてきましたが、答はいつも同じです。

「誰も知りません」

 しかし100年前の人類と違い、現在の私たちには他の天体を探査するためのとんでもなく進歩した観測技術があります。異星の生命や宇宙人がいるかどうかはまだ分からないのですが、100年前の人が聞いて驚く衝撃的な新発見と新知識を積み重ねてきたことも確かです。特に21世紀に入ってからの太陽系外惑星分野の進展は目覚ましく、前世紀に学校で習った常識はすっかり時代遅れです。

 それでは最先端の研究が明らかにしつつある系外惑星像はどのようなものなのでしょうか。ここで常識をアップデートしておきましょう。

新常識その1: 宇宙には惑星がうじゃうじゃいた

ペガスス座51番星の想像図。Illustration by ESO/M. Kornmesser/Nick Risinger (skysurvey.org) via Wikimedia Commons.
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 私たちの太陽系には「水金地火木土天海」の8惑星があって、太陽を周回しています。大家族です。

 よその恒星はこういう惑星を引き連れているのでしょうか。それとも惑星は宇宙に珍しい存在なのでしょうか。

 よその恒星は何しろ遠いので、このような基本的な問も、長らく答えが分かりませんでした。