米アップルが定額制の音楽ストリーミングサービス「Apple Music」に、大学生向けの低料金プランを追加したことが話題になっている。
米国など7カ国で学割プラン開始
この料金プランが利用できるのは現在のところ、米国、英国、アイルランド、ドイツ、デンマーク、オーストラリア、ニュージーランドの7カ国。
残念ながら日本向けには提供されていないが、これはアップルが利用している、在学中の学生をオンラインで認証するサービス「UNiDAYS」が日本で利用できないことが理由のようだ。
この学生向けプランの料金を見てみると、米国ではApple Musicの個人メンバーシップの料金が月額9.99ドルであるのに対し、学生メンバーシップは同4.99ドルと、半額になっている。
米テッククランチの記事によると、Apple Musicの料金は国によって異なるため、今回の学生向け料金も異なっている。だがいずれの国でもおおむね個人向けプランの半額で提供されているという。
有料会員数、1300万人突破
Apple Musicについては、アップルが先頃、その有料会員数が1300万人を突破したと発表していた。これに先立つ今年2月中旬、同社の幹部は有料会員数が1100万人を超えたことを明らかにしていた。
テッククランチによると、昨年6月末にサービスが始まったApple Musicは、その会員の増大ペースが、競合サービスである英スポティファイよりも速いという。
その1つの要因は、最大6人の家族メンバーが利用できる月額14.99ドル(日本では1480円)のファミリーメンバーシップが、価格競争力の高いプランとなっていること。
今回の大学生向け低料金プランは、家族向けプランと同様の効果をもたらす可能性があると、テッククランチは伝えている。