騙されてもいいから、一足注文してみるかと思った(このような欲に負ける心理が、かれらの狙いか)。騙されたら騙されたで、結果報告を書けばいい。
そこで注文画面に進んだ。ところが、色の選択を「緑」にすると、その瞬間、価格が1527円から1964円に変わるのである。

どういうことだ? 1964円だって安いのだから気にすることもないのだが、変わることじたいが気に入らないので注文を中止した。
だが、完全にあきらめたわけではない。いずれ注文して、結果を報告するときがくるかもしれない。
「SHEIN(シーイン)」という、これまた中国の格安衣服会社がある。
その「シーイン」が昨年11月、パリのBHVという百貨店にオープンした。これがオープン前から人気を呼び、老若男女のパリ市民たちが長蛇の列を作った(「「SHEIN」、世界初のパリ常設店に賛否 市民が抗議も行列絶えず 「アニエスベー」「アーペーセー」は撤退」、WWDJAPAN、2025/11/07)。
日本のホームページを見てみると、ほとんどの商品は女子用ファッションである。そしてそれらの商品のほとんどが1000円台という激安価格なのだ。
それにしても、いったいどうしたらこんな価格で製造販売できるのかがわからない。
「SU channel」のスーさんというユーチューバーが、「シーイン」の本社を実際に訪ねている。
「【実録】トランプ関税で壊滅寸前の中国の闇『SHEIN村』に潜入!爆安MADE IN CHINAの真実とは?」という動画である。ここでは触れないので、興味のある方は直接ご覧いただきたい(かれは中国を旅していて、多くの動画を上げている。日本の海外支局がなにもしない中、かれの報告は貴重である)。
ただその動画でも、激安価格の謎は不明のままである。


