問われる持続可能性、主戦場は「コスト」へ
今後、AI覇権の行方は「知能の高さ」から「社会実装のコスト」へとシフトしていく。
グーグルは、内製チップによる低コスト運用を武器に、検索広告とクラウド収益を投資に回す好循環を維持している。
対するオープンAIは、依然として外部からの資金調達に依存している。同社の財務予測によれば、2030年に黒字化するためには約2000億ドル(約31兆円)規模の収益が必要になる。
今後、目標達成に向けた具体的な道筋をどう描くか、事業の持続可能性が改めて問われている。
サム・アルトマンCEOは近く、グーグルのGeminiを凌駕する「新型推論モデル」の投入を予告しており、技術的な再逆転を狙う構えだ。
「検索王者」と「AIの革命児」の立場は、今や複雑に絡み合う。
インフラ、モデル、アプリケーションの3階層で繰り広げられる合従連衡のダイナミズムは、今後もテクノロジー業界の勢力図を一変させる大きな要素であり続けるようだ。
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