中国や韓国からラオスへ少女買春、日本人も関与

安田:かつて東南アジアにおける未成年者の売春・買春の話題はあちこちにありましたが、ラオスはあまり「セックスツーリズム」の文脈で語られる国ではなかった印象です。いつからこのような状況になったのでしょうか。

:20年、30年以上前はタイ、カンボジアで児童買春が深刻でした。ただ経済成長をしてきたことに加え、タイは人権団体やNGOが力を持ち政府に圧力をかけたことで、現地の子どもたちを救出するような活動も増えました。

 今も全くないとは言い切れませんが、タイなどで児童買春が少なくなってきた結果、ラオスにそうしたビジネスが流れていったというイメージだと思います。

安田:コロナ禍の影響もあるのではないかと感じます。ラオスは東南アジアの中でもコロナ後の経済回復が低調な上に、地続きのため中国の悪い商売が染み出してきやすい。実際、買春する側はどこの国の人たちが多いのですか。

:中国人が圧倒的に多く、次に韓国人、欧米人や日本人もいます。日本人のラオスへの旅行者数は全体の1%程度にもかかわらず、有名な児童買春の場で日本人の姿がよく確認されているということが闇深さを示しています。

安田:実際に買春している人に取材したことはありますか。

:直接話したこともありますし、DM(ダイレクトメッセージ)も頻繁に届きます。「買春は子どもたちの支援」「子どもたちの職業選択の自由」などという内容です。他にも、「他人の恋愛に口を挟んでくるな」と言う人もいました。