「一度、100円商品を出してみたかった」
成田さんは「インフレの影響もあり、原価設計に苦労する場面が増え、企画を断念する理由は99%『原価が合わない』という昨今。そのフラストレーションへの発散という意味もありますが、10年ガチャガチャ業界に生きてきた身として、一度100円商品を出してみたかったという気持ちもあります」と、今回の企画背景を教えてくれました。
あえて100円でやってみたいという、半ば無謀なアイデア。ザリガニワークスの二人は最初こそ「また無茶なことを」と思ったそうですが、やがて「いや、これは面白い挑戦になるかもしれない」と動き出します。
「今のガチャガチャは、大人向けにシフトしているからこそ市場が拡大した面もあります。でもその一方で、子どもたちを置き去りにしているのでは?という違和感もずっとあったんです。今一度子どもに向けた商品を作りたい。『研ぐ』は、衝動的な笑いやプリミティブ(原始的)な快楽を表現しています」(武笠さん)。
また、坂本さんも今のガチャガチャに対して、「子どもがガチャガチャをするのに、親にプレゼンしないと回せないという様子を今はよく見ます。そこをなんとかしたい。子供に、自分の判断で買わせてあげたい。ザリガニワークスは、子どものサブカルチャーを支えたいという想いがあります」と語っています。