・戦略的Offering:エヌビディア、マイクロソフトとの共創をアピール
ブッシュ氏はエヌビディアのジェンスン・ファンCEOを壇上に招き、20分間にわたり両社の協業による長期的な「Industrial Ai(産業AI)」戦略、具体的には、共同で“Industrial AI Operating System”を構築すること、AIアクセラレーションによる設計・生産の高速化、世界初のAI駆動の順応的(adaptive)製造拠点(AIが工程を最適制御するスマートファクトリー)を実現する計画などを話した。
【ハヴァス:ヤニック・ボロレ会長兼CEO】AIは人間の創造性を強化する戦略パートナー
C Space(アリア会場)の基調講演に初登壇したハヴァスのヤニック・ボロレ会長兼CEO(右)(出所:ces.tech)
・テクノロジーナラティブ(世界観):AIは人間の創造性を強化する戦略パートナー
フランスを拠点とする大手広告会社ハヴァス(WPPグループ)を会長兼CEOとして統率するヤニック・ボロレ氏はC Space(アリア会場)の基調講演に初登壇。元P&Gの伝説マーケッター、ジム・ステンゲル氏との対談の冒頭、AIを単なるツールとしてではなく、人間の創造性を強化する戦略パートナーとして位置付けることで、クライアントとの共創価値を最大化するという方針を説明した。
・バリュープロポジション(価値提案):AI駆動の一気通貫型マーケティング統合基盤「Converged.AI」
ボロレ氏からはハヴァスが経営判断を経て導入したAI駆動の一気通貫型マーケティング統合基盤「Converged.AI」について言及があった。
Converged.AIでは、5つの各種ツールが組織横断的に“リアルタイム”に結合しているという。5つのツールとは、「Converged Activate」(AI利用のターゲティング/アクティベーション)、「Converged Measure」(データ統合分析/精度の高いアトリビューション)、「Converged AI Designer」 (AI支援によるプランニング・インサイト提示)、「Converged Content」)スケール可能なパーソナライズコンテンツ生成)、「Converged Agentic Reporting」(エージェント駆動型レポーティング/ダッシュボード)である。
ハヴァスは数年間にわたり約40億ユーロ(730億円)のAI・データ・テクノロジー投資を宣言し、「Converged.AI」を基盤とした 次世代マーケティング企業としての競争力強化を進めている。
・戦略的Offering:クライアントとの共創価値を最大化
AIによる一気通貫プラットフォーム採用により、オーディエンスプランニングやクロスプラットフォーム測定の透明性・精度が向上、エンドツーエンドのROI改善が確認されたと報告されている(KFCや仏のバイオ医薬品企業Sanofiの例)。また「Converged.AI 」の統合分析/AIドリブン洞察によって、データ分断問題を解消し、複雑なターゲット層に対して高精度なキャンペーンが可能になったという評価もあるという。