規制薬物を点滴や注射していた疑い

 一方、「注射おばさん」のSNSには、パク・ナレ以外の芸能人との関係を示唆する投稿があり、「ほかにも関与した有名人がいるのではないか」との憶測が一気に拡散した。

 結局、一部の芸能人やユーチューバーが「注射おばさん」による訪問治療を受けたり麻薬類の食欲抑制剤をもらったりしたことが問題になり、活動中止に追い込まれた。

 また、パク・ナレは芸能界で顔が広いことでも有名で、自宅に「ナレ・Bar」なるものを設け、芸能人を招待しては飲み明かすこともしばしばだったという。

 そのため、パク・ナレと関連していたと思われる芸能人たちは、こぞって自分たちが不法薬物や不法点滴と関係がないことを証明する羽目になった。

 2025年末、前・大韓小児青少年科医師会会長の医師が、いわゆる「注射おばさん」を医療法・薬事法違反および詐欺罪などの疑いで検察に告発した。

 警察は家宅捜索や出国禁止措置に踏み切り、無免許医療、医薬品の不正流通、麻薬類管理法違反など、複数の容疑を視野に捜査を進めている。

 また、「点滴おばさん」と関連病院に対しても捜査が拡大し、芸能人向けに提供されてきた「グレーゾーン医療」の実態が問われ始めた。

 パク・ナレ本人も関係者として事情聴取の対象となり、関連事件は複数の警察署で同時進行している。

 特に、この捜査では麻薬類管理法違反容疑が重大である。