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 JBpressのYouTube番組「頼藤・日南のMoney Survivor」では、Money&You代表でマネーコンサルタントの頼藤太希さんが講師となり、ボーカリストやMCなどでも活躍する日南結里さんと一緒に、お金にまつわる人生の修羅場を乗り越える知恵とスキルを学んでいきます。

 シーズン2「資産運用編」の第2回は、NISA(少額投資非課税制度)とiDeCo(個人型確定拠出年金)の基本を解説。今さら聞けないそれぞれの違いやメリット・デメリットを整理します。

※JBpress公式YouTube番組「頼藤・日南のMoney Survivor|資産運用編」では、グラフや表などを使ってわかりやすく解説しています。詳しい内容はぜひYouTubeでご覧ください(収録日:7月31日)

NISAは運用益が非課税 

日南結里:NISAは始めましたが、iDeCoは「60歳までは引き出せない」と聞いて、まだ手をつけられていません。NISAとiDeCo、基本的な違いから教えてください。

頼藤太希:NISAは2014年にスタートした制度で、一言で言うと、投資で得た利益が非課税になる仕組みです。通常、日本で投資の利益に約20%の税金がかかります。損をするかもしれないというリスクを負った上で稼いだお金に対して20%ですから、かなり高いですよね。

日南:20%の税金がかからないNISAはかなり得ということですね。

頼藤:2024年から「新NISA」として拡充され、1人あたり最大1800万円までNISAで投資ができ、この投資金額から生まれる利益が一生涯非課税となりました。

日南:旧NISAの「つみたてNISA」の非課税期間は20年間と期間限定でしたね。

頼藤:非課税期間も投資金額も大幅にパワーアップされました。シーズン1の年金編で「老後資金2000万円不足」問題について解説しましたが、NISAを活用して老後資金に向けた自助努力で資産形成してほしいという、政府の意図も汲み取れます。