16時に仕事を終えるためのさまざまな工夫
例えば、ノルウェーのほとんどの会社は8時スタートが基本。はじめて聞いたときは、早い!と思ったのですが、それには理由があります。
朝早くから働けば、そのぶん仕事も早く終わる。そうすることで、家族と過ごす時間もきちんと確保できるのです。
ちなみに、多くの会社は8時にはじまり、16時に終わります。
また、おどろいたのはランチの時間はたった15分だということ。夫の会社は社員食堂があり、そこでスープ、パン、サラダなどの簡単なものをささっと食べて、すぐに仕事へ戻ります。
夫は日本の食事を楽しむ文化が無性に恋しかったようですが、ランチの時間を省略することで、仕事が時間通りにきちんと終わるなら、この犠牲はしょうがないかなと次第に思うようになったのだとか。
他にも、オフィスの中心にソファが置いてあるリラックスルームがあり、10分間コーヒーを飲みながらスタッフ同士で談笑することで、仕事のメリハリを作ったり。

打ち合わせは必要最低限にして、集中して作業できる時間を確保したり。
また、ひとりひとりのスタッフの責任範囲が広いので、仕事のスピードが速いというのも大きいようです。
つまり、彼らは「効率的に働くこと」をつねに意識しているのです。効率よく働くことで、短い時間で仕事が終わる。そこにみんながみんな、まっすぐに向かっているんだなと感じました。