ルーマーの囁きに弱いトランプ
ウォルツ氏の更迭について、
ルーマー氏は、シグナルゲート事件の発覚にタイミングを合わせるかのようにホワイトハウスでトランプ氏と面談し、
またウォルツ氏の政治姿勢についても持論を述べたという。
ルーマー氏は現在、ポッドキャストでトランプ氏を熱烈に支持し続けており、
過去下院議員選に2回立候補したものの落選。
大統領選の最中、トランプ氏は「
そのルーマー氏は、ウォルツ氏だけでなく、ロバート・ケネディ・
トランプ氏が4つの刑事裁判を抱え傷だらけの4年間、
直近の面談では、ルーマー氏はトランプ氏の耳元でこう囁いたという。
「ウォルツ氏のあなたに対する忠誠心は疑わしい。NSC(国家安全保障会議)の取り巻
「かつてあなたが捕虜になった兵士を批判したのを聞いて、
(Did This Far-Right Troll Convince Trump to Fire His Security Adviser? | The New Republic)
トランプ氏が今回、
(Who is Laura Loomer, the Trump ally who pushed for White House firings? | AP News)
MAGAやネオコンの「寄合所帯」
トランプ氏の就任100日の流れを観察してきたワシントンの政治
「トランプ氏がMAGA、ネオコン、ハイテク・エリート(
「ルーマー氏を巧みに使ったトランプ流処世術だ」
多少重なり合う部分もあるが、この3つのグループは、内政・
MAGAの主軸は、ステファン・ミラー大統領次席補佐官。
(Steve Bannon’s Ideological Allies Inside the White House Are Souring on Him)
第2期政権では不法移民の国外追放作戦を練り、
とにもかくにも「米国第一主義」。同盟関係や友好関係も「
*1=政策を助言する専門家集団のこと。かつてフランクリン・ルーズベルト大統領がニューディール政策を立案・施行する際に、助言する部下をこう呼んだことに由来する。
「ミラー氏は、軍事力強化、同盟関係を重んずるウォルツ氏とはN
総じてMAGAグループには、ミラー氏を含めユダヤ系が多い。
スティーブ・ウィトコフ中東担当特使、ハワード・
ウォルツ氏の後任には、
一部の米メディアの中には、国家安全保障担当補佐官と国務長官を兼務したヘンリー・
(ルビオ氏はこのほか米国際開発局=USAID長官代行、
だが、キッシンジャー氏はリチャード・ニクソン大統領(当時)
正式な国家安全保障担当補佐官として下馬評に挙がっているのは、