
第1期政権の「混乱人事」再現か
米国のドナルド・トランプ大統領は5月1日、マイケル・
就任100日にして軍事外交政策の要である国家安全保障担当補佐
第1期政権では3人の国家安全保障担当補佐官を解任したトランプ
英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙のエドワード・ルース記者が言うように、「カオス・キング(混乱している王様)
(nymag.com/
ウォルツ切りは、第1期政権の混乱ぶりを彷彿させる更迭劇の第1幕といったと
ウォルツはMAGAではなくネオコン
トランプ氏にとっては、国家安全保障担当補佐官のポストは鬼
ウォルツ氏は、海軍特殊部隊員として従軍、「ネオコン」(
退役後の20
下院では共和党議員15人と共に「中国タスクフォース」
2024年の大統領選ではいち早くトランプ氏を支持、
しかし、トランプ支持のカルト的グループといえるMAGA(Make America Great Again=米国第一主義)の一員ではなか
その意味では、マルコ・ルビオ国務長官、ピート・
今回の更迭の直接原因は、通信アプリ「シグナル」を使って極秘情報を部外者に漏らしたシグナルゲート事件にあるとみられている。
3月に実施したイエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する空爆作戦の際、へグセス国
この時、
同誌のゴールドバーグ氏は作戦終了後、そのグループチャットの全容を暴露したため、
なぜそんなことが起こってしまったのか。
トランプ氏は、ウォルツ更迭の直前、シグナルゲートに関する責任を取らせる形でウォルツ氏の側近数人を解任した。
AP通信によると、解任された主な側近たちは以下の通りだ。
●ブライアン・ウォルシュ情報担当上級部長(ルビオ上院議員側近)
●トーマス・ブードリー議会担当上級部長(ウォルツ下院議員側近)
●デイビッド・ファイス技術担当上級部長(国務省から出向)
●マギー・ドハティ国際条約担当上級部長(ルビオ上院議員補佐官)
(かっこ内の肩書はいずれも当時)