シンポジウム
【これからの学童野球のありかた】

シンポジウム【これからの学童野球のありかた】(筆者撮影)

小山吉男氏(全日本軟式野球連盟・専務理事)
加藤満氏(スポーツ少年団野球部会)
上田誠氏(香川オリーブガイナーズ球団・代表)
スペシャルゲスト
館山昌平氏(元プロ野球選手)

館山昌平氏(筆者撮影)

 また第2道場では室内でもできる野球型競技であるBaseball5の実演、第3道場では「野球にいかせるコーディネーショントレーニング」「理学療法士による投球フォーム相談会」「野球指導者 根鈴雄次氏によるバッティング指導」が行われた。

Baseball5の実演(筆者撮影)
野球指導者根鈴雄次氏によるバッティング指導(筆者撮影)

 さらに、グラウンドでは高校生による小学生への「野球教室」などが行われた。

高校生による小学生への「野球教室」(筆者撮影)

 このうち「指導者講習会」は、群馬県の少年野球の指導者ライセンス発給のためには受講が必須となっている。

トミー・ジョン手術の国内第一人者が語る野球肘の悲惨さ

 午前10時から午後4時近くまでの長丁場だが、少年野球指導者は、中身の濃い講義を集中的に受ける。

 講習会のトップバッターで、主催者代表でもある慶友整形外科病院、古島弘三医師の「野球肘障害」に関する講習は、強烈なインパクトがあった。

 古島医師は、日本のトミー・ジョン手術の権威の一人でもあるが、手術の動画なども見せつつ、子どもの野球肘の悲惨さを、強く訴えるものになっている。

 筆者はいろいろな場所で、古島医師の講演を聞いてきたが、手術のシーンになると会場が一瞬静寂に包まれ、緊張した空気が流れるのが常だ。

 古島医師に今回の「ぐんま野球フェスタ」の手ごたえについて聞いた。