
常駐セラピストの役割
昨日ご紹介した「AIが劇的に変えたエンジニアの働き方と生活、米シアトルの場合」の後編をお届けします。
木寺 常駐セラピストとはどのようなお仕事ですか。
長野 「従業員支援プログラム (EAP: Employee Assistance Program)」の一環として、IT企業の常駐セラピストとして毎日多くのクライアントのメンタルケアを行っています。
EAPとは、従業員のメンタルヘルス対策として精神的・身体的不調のケアを提供するプログラムのことを指すのです。
ワシントン州に本拠地を構えるマイクロソフトやアマゾン・ドットコムをはじめとする多くのテクノロジー企業では、メンタルヘルスカウンセラーや各種リソースを利用できるEAPを導入しています。
主な業務は、従業員へのカウンセリングサービスです。
ストレス、不安、うつ病、人間関係の問題など、個人や仕事に関連する様々な悩みに対し、対面やオンラインでのセラピーを提供しています。
また、マインドフルネス、ストレス管理、ワークライフバランス、レジリエンスの向上といったメンタルヘルス関連のワークショップやセミナーも提供しています。
これらのリソースを通じて、従業員が自身のメンタルヘルスを積極的に管理するスキルを身につけることを支援しています。
さらに、差し迫った希死念慮を抱える従業員への危機介入サービスも行うようになりました。
緊急時には、適切な医療機関への搬送や専門機関との連携を行い、迅速に対応できる体制を整えています。