NPBの最高年俸はマルティネスの4年50億円、MLBでは大谷翔平が10年7億ドル
今オフの契約更改がほぼ終了し、NPB選手の年俸が決まった。例によって「推定」ではあるが、NPBの最高年俸は、中日から巨人に移籍したライデル・マルティネスが4年50億円、続いてソフトバンクのロベルト・オスナが4年40億円以上と報じられている。単年にすれば10億円以上になる。日本人ではヤクルトの村上宗隆の6億円が1位だ。
これに対し、MLBの最高年俸は、ドジャースの大谷翔平が10年7億ドル(1ドル=158円換算で約1106億円)、1年平均で110億円、ヤンキースからメッツに移籍したファン・ソトが15年7.65億ドル(約1208億円)、1年平均で80.5億円、フィリーズのザック・ウィーラーが3年1億2600万ドル(約199.1億円)、1年平均で66.4億円。
大谷翔平は2024年から契約満了の33年までは毎年200万ドル(約3.16億円)を受け取る契約となっていて、残りの6.8億ドルは契約満了後に無利子で支払われることになっている。とはいえ、NPBとMLBの年俸はざっくり10倍の差があることがわかる。
MLBの2024年の観客動員は30球団、2430試合で7074万7365人、1試合平均では2万9114人。NPBは、12球団、858試合で2668万1715人。1試合平均で3万1097人。1試合当たりでは、NPBの方が観客動員が多いのだ。
しかしNPB12球団の総売り上げは1500億~2000億円、MLB30球団は113億ドル(1兆7800億円)に達した。その差、まさに10倍になっている。