トランプ当選確実ムードの米大統領選に、9割の的中率誇る学者が待った
9月時点と変わらずハリス有利を再確認、最終盤の選挙戦は波乱模様
2024.11.3(日)
高濱 賛
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13項目でネガティブ度5以下ならハリス勝利
直前に迫った選挙はどうなるか。
これまで10回の大統領選の予想で9回、当選候補を的中させてきたアメリカン大学(首都ワシントン)のアラン・リクトマン教授(歴史学)が11月1日、「当選者はハリス氏」と打ち上げた9月の予測を再確認した。
同教授は、現政権の政策実行力、直近の中間選挙結果、現職力、与党指名候補者、短期・長期の経済など13項目を精査し、ネガテイブ要因が5項目以下であれば現職(正副大統領)が勝つ、と予測していた。
(usatoday.com/story/allan-lichtman-shares-his-2024-presidential-election-prediction-the-excerpt)
リクトマン氏の予測を「先物買い」したリベラル系サイトのデイビッド・ロスコフ記者は、「2025年1月20日、米史上初の女性大統領、初の有色人種の女性全軍最高司令官、アジア系の行政府の長が誕生する」と誰よりも早い「予定稿」を打った。
(thedailybeast.com/forget-the-polls-showing-a-dead-heat-kamala-harris-will-win)
一方、各種世論調査では、以下のような結果が出ている。
●激戦7州支持率
トランプ:48.5%、ハリス:47.5%
●激戦7州選挙人数
トランプ:48.5%、ハリス:47.5%
●全米支持率
トランプ:48.4%、ハリス:48.1%
(realclearpolling.com/)
米国の世論調査だけでは「頼りにならない」と見た一部メディアは、英国の世論調査機関「レッドフェルド&ウィルトン・ストラティジーズ」の世論調査結果を公表。
それによると、結果は激戦州7州ではトランプ氏の4勝1敗2引き分けと出ている。
世論調査結果で見る限り、トランプ氏は紙一重でリードしている。
(politpro.eu/prasidentschaftswahl-united-states-2024)