13項目でネガティブ度5以下ならハリス勝利

 直前に迫った選挙はどうなるか。

 これまで10回の大統領選の予想で9回、当選候補を的中させてきたアメリカン大学(首都ワシントン)のアラン・リクトマン教授(歴史学)が11月1日、「当選者はハリス氏」と打ち上げた9月の予測を再確認した。

 同教授は、現政権の政策実行力、直近の中間選挙結果、現職力、与党指名候補者、短期・長期の経済など13項目を精査し、ネガテイブ要因が5項目以下であれば現職(正副大統領)が勝つ、と予測していた。

usatoday.com/story/allan-lichtman-shares-his-2024-presidential-election-prediction-the-excerpt

 リクトマン氏の予測を「先物買い」したリベラル系サイトのデイビッド・ロスコフ記者は、「2025年1月20日、米史上初の女性大統領、初の有色人種の女性全軍最高司令官、アジア系の行政府の長が誕生する」と誰よりも早い「予定稿」を打った。

thedailybeast.com/forget-the-polls-showing-a-dead-heat-kamala-harris-will-win

 一方、各種世論調査では、以下のような結果が出ている。

●激戦7州支持率
トランプ:48.5%、ハリス:47.5%

●激戦7州選挙人数
トランプ:48.5%、ハリス:47.5%

●全米支持率
トランプ:48.4%、ハリス:48.1%

realclearpolling.com/

 米国の世論調査だけでは「頼りにならない」と見た一部メディアは、英国の世論調査機関「レッドフェルド&ウィルトン・ストラティジーズ」の世論調査結果を公表。

 それによると、結果は激戦州7州ではトランプ氏の4勝1敗2引き分けと出ている。

 世論調査結果で見る限り、トランプ氏は紙一重でリードしている。

politpro.eu/prasidentschaftswahl-united-states-2024