被災者保護より大統領選を優先

 今回の大統領選で民主、共和両党は、互いに相手方は「○○をWeaponizing(武器化する)」と批判し合ってきた。

 まさにトランプ陣営は、FEMAの対応をWeaponizingしてきたわけだ。

 これに対してハリス氏は、遊説先でこうため息をついた。

被災地でもがき苦しんでいる人たちに対する思いやりが全くないのだろうか」

「政治の指導者ならば、助けを求めている人たちの心を奮い立たせるような一言をなぜ言えないのだろうか」

「なぜ彼らを操作し、コントロールしようとするのか」

 バイデン氏は、その矛先をマスク氏にも向けている。

「トランプ氏はウソを垂れ流している。(それを受けて、マスク氏は)無謀なミスインフォーメーションを拡散している。これらは考え方や行動がアメリカ的とは到底言えない」