大記録は韓国から始まった
韓国が「50-50の記録の始まりとなった地」という縁も話題となった。
大谷選手は今年3月20日、ソウル高尺ドームで行われた大リーグ開幕ソウルシリーズに出場し、3回表にシーズン初安打後、シーズン初盗塁に成功した。この1号盗塁を皮切りに、大谷は驚くべきペースで本塁打と盗塁記録を積み、誰も踏むことができなかった50-50の境地に達したとネット上で話題になっている。
若者たちのホットプレイスとなっているソウル・聖水洞では27日から29日までMLBをテーマにした「MLB屋台(ポチャ)」が開かれるが、そこに「大谷投打ドッグ」が登場する予定だ。
この屋台にはMLBスター選手たちの特性を生かしたホットドッグを目玉メニューとして出していて、計9人の選手の名前を冠したホットドッグが登場する。
大谷選手の名前を冠した「大谷投打ドッグ」は、LA風のホットドッグにタコ焼きをのせたホットドッグで、「“二刀流”大谷選手のように2つの魅了を同時に発揮する投打ホットドッグ。カリフォルニア西部ビーチの雰囲気と日本伝統の味を融合。香ばしいタコ焼きと豊かなアニマルスタイルのソースが出会い、投手と打者、守備と攻撃、ゲームの両面を支配する大谷選手のプレイそのままに仕上げた」という触れ込みだ。価格は7900ウォンで、一度食べてみたいものだが、残念ながら24日の予約オープンと同時に入場券がソールドアウトとなってしまった。
韓国プロ野球は今年初めて動員数1000万人を突破し、1982年の発足以来の、歴史的な再ブームを迎えている。プロ野球関連のショートフォームコンテンツがSNSを中心に拡散されたことで、20代~30代の女性のファン層を獲得したのがこのブームを盛り上げているという。
韓国人がこよなく愛する日本人・大谷翔平選手がMLBの歴史を塗り替えつつある姿は、野球熱が再び高まった韓国プロ野球にも大きな刺激剤になっている。