自動車を所有している方なら誰しもご存じだろうが、毎年5月になると自動車税の納付書が届く。読者の皆さんはもう支払いを済ませただろうか。

 自動車税は排気量によってその値段は異なり、1000cc以下は年に2万9500円、1500cc以下が3万4500円、そして2000cc以下であれば3万9500円などと価格はスライドしていくが納付期限は5月末となっている(いずれも自家用車で、令和元年9月30日以前に初回新規登録している車のケース)。が、6月中に支払えば延滞金もつかない。

知人の怒りの声

 この自動車税について先日群馬県に住む会社員の知人Aさんから連絡を貰った。

「自動車税の納付書が来たんだけど、例年は3万9500円のハズなのに4万5400円になっていたので驚いたんです。それで県税事務所に連絡をして『間違っていませんか?』と訊いたら、『新車登録から13年経った自動車の税金は15%増えることになっていますので間違いではありません』とのことで呆気にとられました。

 しかも『古い車ですから排ガス問題もありますので…』なんて言うのでカチンときてね。だって車検では排ガスも調べて基準をクリアしたからパスしているワケでしょ。それに大事に乗っているというのはエコに繋がっているワケですよ。昔から日本人は『物は大事に使いなさい』と両親や祖父母たちから耳にタコが出来るほど言い聞かされて育ってきた。その教えに従って大事に乗ってきたことを否定されたような気分だし、なによりそこに税金を多く課すというのはおかしくないですか。

 群馬県は1人あたりの乗用車台数が日本一の地域で、『1人1台』と言われるぐらい車が普及している。どこに行くにも車だし、車は必需品。それだけに13年目以降の自動車税上乗せに怒っている人も多い。知り合いのおじいさんに訊いたら『オレも取られた。排ガスも調べて車検も通っているのに、あの制度は全くおかしいだろう』と憤っていました。

 その思いは私も同様です。自動車税の納付期限は5月末ですけど、6月末までは延滞金が付かないからまだ支払っていません(苦笑)」