クリーム色の家の庭に、数匹の猫がいました。その家の女性は、ブライダルのコーディネーター。在宅で仕事ができ、収入もそこそこ多いので、保護活動を続けられる、と話してくれました。

「この犬の名はホープ。保護したとき、瀕死の状態だったので、希望を持たなきゃと思い、ホープと名づけた。誰にでも吠える犬なのに、不思議とあなたには吠えなかったから、あれこれ話してみたくなったの」と話は続きました。

 庭には、猫が遊んだりくつろいだりするための横木が渡され、大きな日除けのパラソルが開いています。パラソルに落ちた木の葉の影が揺れるたび、そよ風を感じました。

 いくらくつろぐための木だといっても、くつろぎすぎです。