- 韓国で日本人女性3人が売春容疑で逮捕された。彼女たちを斡旋していた韓国人4人も逮捕され、組織的な犯罪と見られている。
- 韓国では日本は性の先進国=「性進国」と見る傾向があり、その原点には日本統治下で広がった日本流の「カフェ」文化があるという。
- 「韓国=潔癖、日本=不純」というイメージは反日感情と結び付きやすい。現地では、海外で売春しなければならないほど日本の国力が低下したと指摘する声も上がっている。(JBpress)
(平井 敏晴:韓国・漢陽女子大学助教授)
日本人女性3人が韓国で性売買の容疑により逮捕されたと、現地メディアが5月11日に一斉に報じた。組織的な性売買で日本人女性が逮捕されたのは、韓国では初めてだという。
注目を集めているのはその金額だ。彼女たちは1回の売春で、日本円で約17万円に相当する最高155万ウォンを、現金で客から受け取っていたという。1人当たりの所得が日本を超えたと言われる韓国だが、ネット上でもその金額の高さに驚く書き込みが見られる。
彼女たちが売春していたのは、ソウル市江南地区や、ソウル市郊外の盆唐地区にあるホテルだという。江南地区は大企業が集中する韓国最大の繁華街で、盆唐地区はソウル有数のベッドタウン。どちらも富裕層が多く集まる地域だ。
今回逮捕された容疑者には、彼女たちを斡旋していた韓国人4人も含まれる。この売春組織に登録されている日本人女性のうち、まだ10人ほどが韓国国内にいると推定されており、警察はその行方を捜している。