熱烈歓迎はしたものの

 改めて調べると、趙委員長の訪朝日程は、4月11日から13日までで、国交樹立75周年を記念した「朝中親善の年」を祝うために訪朝したとのことである。14日の『労働新聞』は、「敬愛する金正恩同志におかれては中華人民共和国の党と政府の代表団と接見された」と題した仰々しい長文記事を載せている。

<敬愛する金正恩同志におかれては、党中央委員会本部庁舎で、中華人民共和国の党と政府の代表団のメンバーたちを温かく迎えられ、我が国への訪問を熱烈に歓迎され、彼らと共に意義深い記念写真を撮られた。金正恩同志におかれては、中華人民共和国の党と政府の代表団のメンバーたちと、親善的で建設的な談話を交わされた。

 席上、趙楽際同志は、敬愛する金正恩同志に宛てて送って来た、中国共産党総書記で中華人民共和国主席である習近平(しゅう・きんぺい)同志からの挨拶を、丁重に伝達申し上げた。

 金正恩同志におかれては、これに謝意を述べられ、尊敬する習近平同志に向けた祝言の挨拶を伝えてほしいとお願いした。