手垢のついた「本能寺の変」が新鮮に!
演じているのは加瀬亮。北野組の『アウトレイジ』シリーズではインテリヤクザの石原を演じて、人気を博した。

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石原もかなりの憎まれ役だったが、それが布石だったのかと思うほど、この信長は凄まじい。
御国言葉で家臣たちに無理難題をふっかけ、命令に従わないものは即、殺す。この方言での罵りが武将たちの気持ちをえぐる、えぐる。

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訛りの強い武将といえば、秀吉だが、信長が尾張弁丸出しでも良いじゃないか。北野監督の手にかかると、これまで何度も描かれてきた本能寺の変ですら、新鮮に見える。
監督によれば、本能寺の変には80ほどの説があるらしい。だとしても、『首』は見たことのない、大河では絶対に描けない本能寺の変である。

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