服用3日目の29日(金)には、体温も36.2度あたりで安定するようになった。咳や鼻水も減少し、喉の痛みも小さくなった。外を15分間ほど歩いた。まだ多少ふらつくがもう大丈夫だ。まだ自転車に乗るには不安が残るが、明日あたりはいけそうな気がする。
朝方4時からはラグビーW杯のサモア戦も見た(それまでも他のグループの試合は、CS放送で全部見ていた)。
日本は勝ちはしたが不満である。タックルは相変わらず大甘で食い込まれ(後半取られた2トライはそのせい)、格闘の秘密練習をしていたが何の役にもたっていない。つまらない反則も多い。
深夜まで起きることに害はない。頭痛はない。
風呂に5日ぶりに入った。毎日測っている体重計に乗ってみると、体重が3㎏減少していた。当然である。5日間、うどんとおじやしか食べてないのである。
30日(土)、夕方の4時ごろに起きた。ここ1週間、ずっと午後遅くまで寝ている。一日、なにもできない。
体温は平熱の35.6度に戻った。自転車に乗り、近所を30分ほど回った。案外大丈夫だった。食事は今日もおじや。タミフルも今日で5日間の服用が終わる。
10月1日(日)、不調を自覚してからほぼ1週間。もう体力的にはほぼ回復しているはずである。熱はなく、くしゃみ、鼻水もない。頭痛ものどの痛みもまったくない。しかしつまらない咳がしつこく残っている。
ただ気分的にはしっかりしていない。またずるずると午後5時近くまで寝てしまった。
どうやら、わたしは病気になると、よし負けないぞとか思わずに、簡単に負けてしまう人間であるらしい。こんなことではがん告知にひとたまりもない気がする。
不屈の魂とか絶対にあきらめない精神などの持ち主に感動し、男たるものそうあらねばと考えもするのだが、わたし自身はただのへなちょこであることがわかった。拷問されたらすぐに白状してしまう。
まあ、そんなことはどうでもよい。だれに拷問されるというのだ。
今回も最大の教訓は、やはり健康一番ということである。しかしわたしが普段から健康をないがしろにしているということではない。結果的に大したことはなかったから、そういえるわけである。
2012年8月の突発性難聴、2018年の脳梗塞、2020年3月の白内障手術(緑内障でなくてよかった)。そして今回のインフルエンザ。いずれも軽くて助かった。しかしこの幸運も、いつまでつづくかわからない。