初めてUNIQLO TOKYOに足を踏み入れた時、ここは未来かしらと思った。
日本人はもちろん、世界中から訪れた人々のいろんな言葉が飛び交い、髪にスカーフを巻いている女性もいれば、ゲイのカップルもいる。ふくよかな人、痩せた人、大きな人、小さな人。性別、年齢、宗教、国、何もかも超えて、みんなが幸せそうに服を選んでいる。お金持ちでなくとも服の値段を気にしなくていい。
でも、ファッションの未来はそんなに単純なものではないらしい。
衣服の5分の3は購入した年に捨てられる
「1980年代と比較して、人々は3倍以上の服を購入」
「毎年、千億もの服が作られ、その5分の3が、購入した年に捨てられる」
「ファッション業界を国に例えると、その二酸化炭素排出量は、中国、アメリカに次いで世界第3位」
衝撃的事実を突きつけられる、映画『ファッション・リイマジン』。ロンドンのブランド「Mother of Pearl」のクリエイティブ・ディレクター、エイミー・パウニーがサステナブルなコレクション「No Frills」を発表するために奮闘する姿に密着したドキュメンタリーだ。
ロンドン・ファッションウィーク唯一のサステナブル・ブランドはどのようにして生まれたのか。