在日コリアン3世の韓光勲(はん・かんふん)氏が30歳にして韓国に初留学。大阪で生まれ育ち、新聞記者として活躍した韓氏が、“異国”での体験と発見を綴る。(JBpress)
(*)本記事は映画『バービー』のあらすじに関する記述が含まれます。これから映画を鑑賞する方はご注意下さい。
(韓光勲:在日コリアン3世ライター)
今回は「等身大の韓国留学記」の番外編をお届けしたい。
映画『バービー』(日本では8月11日に公開)が炎上している。発端は、原爆を開発した物理学者を描いた映画『オッペンハイマー』との画像を組み合わせた「ミーム」(ネタ画像)だ。タイトルを合わせた「バーベンハイマー(Barbenheimer)」という造語とともに、原爆被害を軽視したミームがツイッターに多く投稿されている。
7月21日、アメリカの『バービー』公式ツイッターアカウントが、原爆を揶揄したミームに対して好意的なツイートを投稿。「原爆の被害を軽視している」として、日本のツイッター利用者から批判が巻き起こった。7月31日、日本の『バービー』公式アカウントが「映画「バービー」のSNS投稿について」とのタイトルで、「アメリカ本社の公式アカウントの配慮に欠けた反応は、極めて遺憾なものと考えており、この事態を重く受け止め、アメリカ本社に然るべき対応を求めています」とのコメントを発表した。