不動産投資で高利回りが狙える「優良物件」

  三井ホームでは今後も2023年8月に「パークアクシス北千束MOCXION」(東京都大田区)、2024年2月に「(仮称)旭区大宮三丁目計画」(大阪市旭区)でモクシオンの竣工を予定している。このほかいくつかの案件の商談も進んでおり、木造マンションの建設が今後も続きそうだ。

 賃貸住宅については、住宅を建てたり、購入したりして運用することで収益の確保を目指す投資家の間でも、木造マンションのメリットがかなり理解されるようになってきたという。

「MOCXION四谷三丁目」(写真:三井ホーム)

 先の「MOCXION四谷三丁目」や「MOCXION稲城」もそうだが、三井ホームによると、「投資家が賃貸住宅の建設・運用を検討するにあたり、地球環境に貢献する社会的な意義の大きい木造マンションに共感し、三井ホームで建てることになった」という経緯があるそうだ。

 しかも社会貢献度の高い木造マンションは、エリアの相場賃料より高くても価値が認められ、入居者に選ばれる可能性が高い。投資家としても得られる賃料が多くなり、投資額に対する賃料収入を意味する利回りも高くなる。

 そうした点を考慮すれば、今後も木造マンションが増えることは間違いないだろう。賃貸住宅の運用で収益の確保を目指す投資家、賃貸住宅への入居を考えている人などはぜひとも注目しておきたい動きといえるだろう。