いまや竹島は韓国人なら誰でも行ける観光地(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
  • 韓国では独島(竹島)に対する愛国教育が徹底している。
  • 幼稚園のお遊戯や朝の天気予報、歴史の教科書まで独島(竹島)は韓国領であると思わせる機会が満載
  • 日本政府も「遺憾」と言うだけではイカンのではないか?

(立花 志音:在韓ライター)

「ヨギヌン ウリタン ヨギヌン ウリタン」

 5歳の末娘が、何やら楽しそうに歌っている。「ここは韓国の領土」という意味である。あやしいな、と思いながら「ヨギ(ここ)」というのはどこのことなのか、聞いてみた。

 娘は一瞬考えてから「ここは大韓民国でしょ」と答えた。本人もきっと歌の意味が分からないまま、歌っていたのだろう。どこでおぼえて来たのか分からないが、韓国ナショナリズムがなんとなく感じられる一節であることは確かだ。

 ここ10年ほど見かけることはなくなったが、韓国の幼稚園では昔からお遊戯会の時期になると「独島(竹島)は韓国の領土」と国旗を持たせて躍らせていた。K-POPが世界に進出したころから、それはアイドルグループのモノマネに変わった。

 幼稚園の年長になる時に韓国に来た長男が、お遊戯会で披露したのは「江南スタイル」だった。韓国らしく異様な盛り上がりを見せて、竹島どころではなくなったのだろう。

 韓流アイドルがヒットを飛ばすたびに、子供たちのダンスにも磨きがかかり、毎年、毎年レベルが上がっていく。そんな10年を韓国人は深く考えずに、韓流ダンスが当たり前の日常を送っているが、「江南スタイル」がなかったら、今もおそらくお遊戯会は「独島は韓国の領土」だっただろうと筆者は断言する。

 何年か前に「本当のところ独島ってどっちの物なの?」と聞かれた時には、筆者もムキになって、当然日本の領土だと言って、それを説明するYouTube動画を見せていた。

 しかし、長男にとってはどうでもいいことのようで、「どっちでも自分には関係ない」と言っている。

 実は恥ずかしながら告白すると、筆者は竹島という存在を夫と結婚するまで知らなかった。