3月28日、音楽家の坂本龍一が亡くなった(享年71歳)。音楽グループ「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」でデビューし、自身も出演した映画「戦場のメリークリスマス」(日本公開1983年)のサウンドトラック「Merry Christmas, Mr. Lawrence」をはじめ、ソロ活動に転じてからも数多くの名作映画の音楽を手掛けてきた。音楽界、映画界、そして広く芸術界に多大な影響を与えてきた稀代の表現者は何を考え、何をなしたのか。坂本龍一を最もよく知る批評家で京都芸術大学教授・ICA京都(Institute of Contemporary Arts Kyoto)所長の浅田 彰氏に話を聞いた。(聞き手:長野光、ビデオジャーナリスト)
※2回目以降は明日以降、公開します
◎1回目:浅田彰が語る、完璧な演奏マシンから最後にヒトになった坂本龍一
◎2回目:浅田彰が語る、あの映画のサントラが坂本龍一のピークだった
◎3回目:浅田彰が語る、モノ言う芸術家 坂本龍一が伝えたかったこと
◎4回目:浅田彰が語る、音楽だけではなかった坂本龍一の天才的な才能