調べによると、岡本被告は制限速度40km/hの道を115km/hで走行していたことが明らかになっています。

現職刑事がなぜ

 1月28日の千葉日報の報道をご覧ください。

<女性はねられた死亡事故、元巡査部長を在宅起訴 地検松戸支部

(前略)起訴状などによると、昨年5月30日午後8時45分ごろ、同市粟野の県道で前方や左右を注視せず、法定速度の時速40キロを上回る約115キロで乗用車を運転。歩いて横断していた松戸市の女性=当時(79)=をはね、左大量血胸により死亡させたとされる。

 被告は昨年12月、県警から停職3カ月の懲戒処分を受け、依願退職している。>

 なぜ、現職の刑事が、片側1車線の一般道で115km/hもの速度を出し、横断中の歩行者をはねたのか……。

 そこで、初公判を傍聴した大谷さんのレポートをもとに、法廷で明らかになった事実をまとめてみたいと思います。

偶然ではあるが、松戸支部での初公判の日、大分の194キロ死亡事故現場には大分県警によってパトカーの看板が設置された(遺族提供)