事故直後は時速60キロくらいだったと供述
<被告の経歴等>
・被告は大学を卒業後、父のように警察官になりたいと思うようになり、平成26年に合格。千葉県警で刑事課などを歴任。事故後、県警から停職3カ月の懲戒処分を受け、2022年12月23日に依願退職し現在は無職。
・普通免許と小型限定の普通自動二輪免許を所持し、免許歴は9年ほど。交通違反履歴は平成29年に指定通行区分違反が1件。車は6月末か7月頃に廃車に。免許は取消処分となり、もう免許を取るつもりはないとのこと。
・事故の前年に結婚。事故から4か月後、子供が生まれたが、妻子は実家に戻っている。被告は自身の実家にいるが、いつか一緒に生活したい。
<事故当日のこと>
・当日は20時頃に仕事を終え、通勤経路で帰宅途中だった。早く帰りたかった。漫然と運転していた。体調の異変などはなかった。
・アクセルを緩めたときにちょっと早すぎたと感じたが、あっという間に衝突地点に。その時の速度は時速60キロよりは速いが、80キロ位かと思っていた。
・急制動でも間に合わず衝突。救急車が到着時、被害者は心肺停止。
<事故の状況>
・右ボンネットに擦過痕、車体右前部、右ドアミラー、右前タイヤに損傷が認められる。車と遺体の損傷状況から被害者は右→左へと歩いていた。
●被告車両のメルセデスベンツが写っているニュース動画(チバニュース/チバテレ)
https://www.youtube.com/watch?v=K2-54i-tCE4
・防犯カメラ(現場手前の会社事務所のもの)の解析結果報告書によると、ブレーキランプが点灯する直前に時速115キロで走行していたことが判明。
・115キロとは思っていなかった。(模擬車両による実験結果を受け)時速40~60キロなら停止できた。
・警察官なのに死亡事故を起こしてしまったのは恥ずかしい。警察への信頼を裏切ってしまった。