超党派「8人組」が近くFBIから事情を聴取
ドナルド・トランプ米前大統領の機密文書隠匿に対し、米司法当局は慎重だが、確実に動き出した。
トランプ氏は熱狂的な支持者たちを集めて集会を開き、気勢を上げている。
しかし、「これは魔女狩りだ」「すべてフェイクだ」というトランプ演説も司法当局の動きを押しとどめることはできそうにない。
言い換えれば、「トランプ氏が数年前にテレビでやっていた『リアリティー・ショー』を再現しているに過ぎない」(主要メディアの政治記者)。
(https://www.c-span.org/video/?522469-1/president-trump-holds-rally-wilkes-barre-pennsylvania)
ただ、「法破りだ」という米国人の中にも大統領経験者を訴追することにはどこか躊躇する人が少なくない。
米国大統領は行政府の長であるとともに国家元首だ。一度は米国民が選んだ「国家の象徴」でもある。
日本で言えば天皇陛下、英国で言えば9月8日に亡くなった女王陛下のステータスを兼ね備えている。
その人物を訴追し、有罪判決を下し、刑務所に入れる「勇気」はなかなか湧いてこないのだ。
むろん、「法の上に立つものはおらず」という「正論」が新聞紙上をにぎわし始めた。
「たとえ前大統領といえども罪を犯せば、民主主義国家である韓国やフランス、イスラエルのように罰するべきだ」
「米国の民主主義はこれらの国よりも遅れているのか」といった論陣を張るコラムニストも出てきた。
(https://thefulcrum.us/big-picture/Leadership/will-donald-trump-be-prosecuted)