仕事のあとはファブリーズで消臭

　家族も乗せる車に、知らない女性を乗せることに抵抗はなかったかという点も聞いてみた。

「基本的には後ろのシートに座ってもらい、そこにはビニールシートを密かに敷いていました。1日の仕事が終わるとシートを剥がして、ファブリーズ的なもので消臭してましたね。香水の匂いとかで家族に疑われても困りますから……」

　Gさんは仕事で、お客の男性を見かけることはほぼなかったという。プレイ中に女性とお客とのトラブルが発生し、部屋に乗り込むというようなことも一度もなかった。

　お店は朝の5時くらいまでやっていたので、Gさんのあとには別のドライバーが送迎を担当する。Gさん以外にドライバーは2～3人いたようだが、直接会ったことはないので詳細は不明。

　Gさんがこの副業稼いだのは月4万円ほど。1年ほど勤めたが、現在は辞めている。デイトレで十分な利益が出せるようになったからだそうだ。

「なんですかね、普通に生活していたら絶対に会うことのない人たちだったので、つまらない仕事ではなかったです。一度は見ておくといいんじゃないかという世界でした。ただし、長々と続ける仕事ではないと思います」

「なぜ長く続ける仕事ではないのか」と聞くと、Gさんはその理由をハッキリとは答えなかった。