未成年は任意保険の年齢条件に要注意

 未成年の運転者が車を運転する場合、もうひとつ気をつけなければいけないのは、任意保険の「年齢条件」です。

 若年層は事故を起こす確率が極めて高いため、条件は厳しく、保険料も大変割高に設定されています。

 親の車に十分な補償内容の任意保険がかけてあっても、年齢条件が合っていなければ万一のとき保険金は支払われません。

 初心者のうちは、親の車や知人の車を借りて運転することもあるかと思いますが、その場合、「全年齢担保」(*何歳の人が運転してもOK)という条件に変更する、また、親子で乗る場合は「子供追加特約」をつける方法もありますので、保険会社や代理店に相談してください。

 また、未成年者が自分の車を購入するときは、任意保険料のあまりの高さに驚いて、保険をかけずに乗ってしまうケースも散見されます。そのようなことがないよう、家族は任意保険についてもしっかりチェックしてください。

 筆者はこれまで多数の交通事故を取材してきましたが、任意保険未加入の加害者が自己破産して逃げてしまい、被害者が泣き寝入りを強いられたケースは数えきれません。

 また、わが子が無保険で起こした事故で、多額の賠償金を請求され、加害者の親が自宅を売却せざるを得なかったケースも実際にありました。

 今回のような大事故が実際に発生しているということを認識し、いま一度、任意保険の補償内容や保険金額を十分に確認しておく必要があるでしょう。