日本の亡霊を解放できない韓国人

 韓国では「歴史を忘れた民族に未来はない」と教えている、多くの韓国人はその言葉が日本に当てはまるものだと信じているのだが、実際に歴史を学んでいない民族はどこの民族なのだろうか。

 2年前の不買運動の時は「独立運動はできなかったが不買運動はしよう」と叫ばれた。この国のこじつけ的なキャッチフレーズにはいつも驚かされる。一体いつの時代の話を持ち出しているのだろうか。

 日本が敗戦によって韓国から撤退してから既に70年の時間が経過している。日本統治時代に建設された旧朝鮮総督府の庁舎は1995年に当時の金泳三(キム・ヨンサム)大統領によって爆破された。

 にもかかわらず、ソウルの真ん中には今も伊藤博文(博文寺跡)が椅子に座っているのかと思ってしまうほどに、 韓国人たちは自らを日本の亡霊から解放できずに執着し続ける。

 聖書の世界で、イエスは「死人のことは死人に任せておけばよい」と言われた。過去のことは歴史学者に任せて私たちは未来を切り開く人材を育てなければならないのではないか。「そのための学問である」と韓国に在住するとより強く感じてしまうのは筆者だけであろうか。